日経225先物取引を行うために、さまざまな角度からの情報を集めることが重要になってきます。特に、初めて取引する方にとっては、情報収集方法については、とても悩むところだと思います。そこで、具体的な情報収集の方法を、ここでご紹介したいと思います。
最もポピュラーで、取り組みやすい方法としては、新聞による情報収集があります。一般的な新聞はもちろん、より専門的に情報を網羅しているものも加えてみると良いと思います。例えば、「日刊工業新聞」、「日経金融新聞」などを参照されると良いのではないでしょうか。政治や経済情報といった、相場に大きく関わっている情報が入手出来ます。専門家のコラムなどで、少しずつ投資についての勉強やスタンスなどを固めていくことも可能でしょう。日経225先物取引を開始する少し前から購読し始めると、よりすんなりと取引に入ることができると思います。
また、最近では、書店で、実に多種多様な投資についての書籍や雑誌を目にします。こういったものから、情報収集をするのも、ひとつの方法です。ただし、本や雑誌などからの情報収集の場合、新聞などに掲載される情報と比較すると、発行までの時間が、どうしてもかかってしまいます。その点を考慮して、あくまでも、中長期的に見た情報や取引についての一般的な情報である日経225先物データなどといった先物情報を得る場所と心得た方がいいかもしれません。
また、あらかじめ購入する本のテーマなどを決めておくようにしましょう。書籍の場合、自分で選ぼうとしても、投資コーナーには、本当に数多くのスタンスやチャートを使用した方の著書があります。ですから、選ぶのに、かなり悩んでしまうということもあるかもしれません。
自分が実際に取引する取引会社からの情報も大切にしたいものです。担当者からの情報提供や、刊行物などによる先物情報の提供が受けられると思います。これらは、生きた情報が手に入れられ、また自分のスタンスを修正してくれる情報に出会えるチャンスでもあります。
情報の早さで言えば、インターネットはダントツです。個人でも、多くの情報を、簡単に入手出来るため、利用が急速に広がっています。ただし、書籍などと同様、情報の多さが邪魔をして、選択するのには手間と時間がかかってしまうというデメリットもあります。また、インターネット特有の問題である、確実性や情報の精査というところも、重要な課題となる点です。
日経225先物取引をする際に、チャート分析によって、投資の見通しを立てることが可能です。チャートというのは、過去の価格がどのように推移してきたのかを図にしたものです。これを分析することで、将来の価格変動を予想することができます。ここでは、「日経平均先物チャート」で検証することができるグラフについて、ご説明したいと思います。
株価など相場の値動きについて、単位期間を定め、単位期間における始値、終値、高値、安値の四種類の値段(四本値)を、ローソクと呼ばれている一本の棒状の図形によって表し、時系列に並べてグラフにしたものを、「ローソク足」と言います。一般的には、移動平均線と共に描かれたり、ローソク足の下に出来高を表示したりすることが多いです。
ジグザグの値動きをなめらかにして、それによって、相場のトレンドをより明確にした指標のことを、「移動平均線」と言います。通常は、このグラフを設定した日数分の終値を平均したものを用います。また、移動平均線の上下にバンドを作り、そこから相場の反転を判断していく手法のことを、「ボリンジャーバンド」と言います。「ボリンジャーバンド」の乖離幅は、移動平均線を基準にした標準偏差によって決定されます。
時間的な概念に着目して作られた指標を、「一目均衡表」と言います。期間については、基相場の変化日を推定する際に用いる基本数値と呼ばれている変化日を基準とします。変化日とは、「上昇→下降」「下降→上昇」「上昇→保ち合い」などのように、転換するまでの日数を指します。
W.ワイルダーによって考案された、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを示すテクニカル指数のことを「相対力指数(RSI)」と言います。最近、日本において、広く活用されている手法です。上記の手法を生み出した、W.ワイルダーが手掛けた、トレンド追従型の売買手法を、「パラボリック」と言います。この手法においては、相場の値動きとSARの交差した地点というのが、売買ポイントになります。
ローソク足と移動平均線、または、移動平均線同士の離れ具合について指数化したものを、「乖離率」と言います。この乖離の度合いによって、買われ過ぎや売られ過ぎを指示することが可能です。
また、上記以外にも、MACD、ストキャスティクス、RCI、出来高、ROCなどといった指標があります。こういったものを組み合わせて、日経225先物についての数値的な投資情報を得ると良いでしょう。
日経225先物取引に限らず、証券などのトレード(取引)方法を大別してみると、自己裁量トレードとシステムトレードのふたつを挙げることができます。投資家自身の判断・裁量・感覚で行う取引のことを、自己裁量トレードと言います。
また、システムトレードは、自己裁量トレードとは対極にある方法です。投資家の裁量要素を全て排除し、機械的に売買するというものです。一般的には、テクニカル分析などを利用して、一定のルールによって、自動的に提示される売買シグナルに基づいて行っていきます。
日経225先物や、オプション等を運用しているプロと呼ばれる人たちは、システムトレードを実行している人が多いと言われています。平均パフォーマンスも自己裁量トレーダーより良いと言われていますし、世界的なトレーダーにおいても、システムトレードをしている人が大勢存在しています。
一方、個人投資家については、おそらく、自己裁量トレードを行っている方が多いのではないかと思います。自己裁量トレードを行っている個人投資家で、例えば、1年間で利益を上げている人は、10%以下であると言われています。逆に言うと、90%以上の人が、損をしている可能性があるという現状が、垣間見れます。このことを踏まえると、原因は、人によって様々だと思いますが、システムトレードを投資手法のひとつとして取り入れてみる価値はあるかもしれません。
自己裁量トレードの弱点として、投資が心理戦であることと、深い関係があります。個人投資家が一個人として経済市場と対峙する際、巨大なマーケットの中で、自己を見失わず、冷静な判断をすることは、なかなか容易なことではありません。そして、ポジションを持つ期間が短ければ短いほど、その傾向は強まると言えるでしょう。特に、デイトレードでは、心理的要素の比重はかなり大きくなります。この心理戦から抜け出す手段のひとつが、システムトレードであると言えるのです。
日経225先物取引とは、日経225先物についての売買の契約をする取引です。一方、これに対して、「日経225先物オプション取引」というのは、日経225先物についての、売買の権利を取引するというものです。
一般的に、オプション取引の意味とは、予め決められた期日に、特定の商品を、予め定められた価格にて売買するという、「権利」を取引することを指します。
日経225先物取引の場合、相場が下がってしまっても、契約をかわしているので、何があっても、絶対にその値段で日経225先物の売買をする必要があります。一方、日経225先物オプション取引の場合は、あくまでも「権利」になりますので、もしも、自分の投資にとって不利になると思った場合には、日経225先物取引の売買をする権利を放棄するという選択肢があることになるのです。
要するに、日経225先物オプション取引における買い手は、損失を限定することが可能であるというメリットがあるのです。つまり、どういうことかというと、「日経225先物取引の買い」とは異なり、「日経225先物オプション取引の買い」というのは、損失が、始めに払った金額に限定されるのです。さらに、買い手には、証拠金が発生しません。そのため、対象物の価格が予想に反した動きをしたとしても、追加での費用が発生しないので、資金を計画的に運用することができるのです。
また、日経225先物オプション取引における売り手は、リスクが高いのに対して、プレミアム収入によって、運用資金の利回りを高めることができます。売り手は、手にしたプレミアムを、証拠金に充当することが出来ます。また、再度運用資金に回すことが可能です。それだけでなく、対象物の価格が動かなくても、利益を追求することができます。
最近は、個人のデイトレーダーが増加しているようです。日経225先物取引におけるデイトレードは、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
先物価格が上がるか下がるかについては、2分の1の確率です。偶然、うまくいったからといって調子に乗ると、いずれは必ず、ひどい目に遭うことになるでしょう。そこで、日経225先物でデイトレをする場合には、自分なりのルールを確立しておくことが、非常に重要になります。
日経225先物のデイトレのルールは、例えば、具体的に挙げるとすれば、銘柄選択や売買のタイミング、損切りの設定などがあります。そして、その中でも、特に注意すべきなのが、「損切りラインの設定」です。一時的な感情や欲に惑わされることなく、しっかり守るということが重要です。この点については、自分を律する、とても強い精神力が必要になります。
損切りが出来ずに、持ち越してしまう人(日をまたいで保有する人)がごく稀にいらっしゃいますが、これは良いことではありません。日経225先物デイトレにおいては、持ち越しを1つの戦略とする場合もあるとはいえ、そうしたトレードをする以前に、しっかりとポジションを、どう取るのか決めておくことが重要です。
また、気配値は、デイトレードをする上では、とても重要な情報源となります。テクニカル分析において、売買のタイミングから損切りのラインまでを、全て設定して、実際に売買するときだけしか板を見ず、アラートを待つという行為は、非常に危険だと思います。
日経225先物のデイトレでは、手数料の低さがメリットでもあります。逆指値などのツールを使うと、一般の投資家には、ちょっと高くなってしまうのではないでしょうか。いつ何時、大口の売りが出たり、流れが変わったりするか、予測がつきません。デイトレをする時は、気配値から目を離さないようにする方が良いと言えます。
デイトレードは、人によって、向き不向きがあるものです。ご自身で、少しでも向いていないと感じたら、すぐに撤退することをおすすめします。
日経225先物へ投資する際の分析手法は、大きく分けて、二つの方法があります。ひとつは、ファンダメンタルズ分析です。政治経済などはもとより、投資対象の財務状況や実態価値などを分析して、将来の価格を予想する方法です。
もうひとつは、テクニカル分析です。「手に入れることの出来る情報には、量と質において限界があるが、価格は必要な全ての情報が織り込まれている」という考え方に基づき、予想する方法です。出来高から特定のパターンを抽出し、現在価格にセッティングして、将来価格を予想するというものです。チャート分析も、これに含まれます。
どちらの分析手法についても、サポーターがいます。しかし、システムトレードにおいて、通常、使われるのは、テクニカル分析の方です。その理由としては、ファンダメンタルズ分析が必要としている情報を、必要な時に入手するのが難しいことと、入手出来たとしても、その情報を指数化するのが困難であるということがあげられます。指数化によって、過去のパフォーマンスを、数字上で説明することができて初めて、システムトレードが有効であるという確信と説得力が生まれます。
その一方で、テクニカル分析の有効性が疑問視される場合に引き合いに出されるもののひとつが、市場効率仮説です。市場効率仮説とは、過去のデータを使用して、将来の価格を予想するのは不可能であると考える説のことです。この仮説は、あくまでも、「市場が完全であること」が前提となっています。
しかし、常識的に考えると、これもおかしな話です。市場に完全などありえないはずなのです。取引が約定することひとつをとっても、同一価格で売りと買いの相反する投資判断、および、行動があってから初めて、売買が成立するのです。ですから、完璧な市場で、そうした正反対の事象が起きるはずがありません。
要するに、仮説の前提である、完全な市場というものが成立した途端、そのマーケット自体が機能しなくなるという、皮肉な結果になるというわけです。市場は、将来にわたり不完全であり続けるという認識のもと、その市場の持つ不完全な部分、つまり、「市場のクセや歪み」を発見して、地道に摘み取ってゆくというのが、システムトレードの基本の動作なのです。