日経225先物応用編

日経225先物取引の知識について ~日経225先物取引とは?、日経225先物の取引方法、日経225先物取引のポイントなど~

日経225先物のトレードを行う上で、注目すべき材料や、情報収集の方法などについて、お話しようと思います。

日経225先物は、大阪証券取引所、CME(シカゴマーンタイル取引所)、SGX(シンガポール取引所)に上場しています。実施については、大阪主権取引所の先物を上場します。しかし、海外市場における日経225先物の動向は、大阪における取引にも影響を与えます。

海外の市場は、日本と時差があります。そのため、大阪の市場で取引される時間の前後に、これら2つの国の状況を把握することで、その日の大阪市場の動向を読むことが可能です。実際、これら3つの取引動向は、類似する点が多々あります。

日経225先物というのは、日経平均の先物です。投資対象は、もちろん株式です。そのため、株式相場は、為替相場や商品相場の影響を受けるということが、多々あります。為替相場についてはドル・ユーロ、商品相場については原油・金など、代表的な指数動向に敏感になっておく必要があると思います。最近では、特に、為替相場と株式相場との相関性が高くなっています。例えば、米株高=ドル高などといった傾向が顕著にみられます。また、原油価格や金価格の上昇については、インフレリスクによる利上げ観測へとつながり、通貨の買い需要が増加することもあります。

これは、投資の情報収集全般について言えることですが、一昔前のように、パソコンの前にずっと座っている必要はなくなりました。携帯電話を上手に活用することで、リアルタイムな情報収集が出来るようになりました。携帯電話のパケット代は、時間制限のないコースを選び、注文だけではなく、情報収集も携帯電話で行えると、とても便利だと思います。いつも相場とつながっているという環境を作るということで、相場観がどんどん養われていくことでしょう。

日経225先物取引をする際、重要事項のひとつとして、データをしっかり把握するという点が挙げられると思います。そうは言っても、最近は、膨大な量のデータが世の中に氾濫しています。その見方についても、初心者にとっては、なんとなく取っつきにくい部分があると思います。

例を挙げると、日経225先物のデータの販売として有名なもののひとつは、今までの結果を積み重ねている情報を販売してくれている、「日経225先物研究所」です。「日経225先物研究所」では、日経225先物におけるシステムトレードではタブーとされている、自分の勘や経験にしか頼らず、自らの考えのみで売買を実行するという考え方を捨てて、今まで積み重ねてきたデータを緻密に分析して、その結果算出された確率に応じて、取引を行うためのデータが、有料で提供されています。

しかし、実際に、こういったデータが、本当に自分のトレードにおいて役に立つのかどうかという疑問を感じる方も、多いのではないでしょうか。参考までに、「日経225先物研究所」のサイトによると、18年間のバックテストにおいて、年間で平均472万円のプラスを上げているそうです。なおかつ、忙しいサラリーマンの方にも、十分対応出来るような売買戦略となっているそうです。さらに、このデータには、日経225先物各種データはもちろん、世界の主要な指数先物データも付属されています。内容はかなり充実していると言えるでしょう。

このように、日経225先物は、様々な情報を生むものです。その特性から、データというのは、大変依存性のあるものと言えるでしょう。

ここまで、日経225先物のデータについて、具体例を挙げてお話しました。これ以外にも、有効なデータを提供してくれるものは、探せばたくさん出てくると思います。こういった情報が、自分にとって、本当に有益であるのかどうかを判断するのは、自分自身です。日経225先物に既に投資している人も、今から投資を初めてみようとしている方も、自分に必要な情報を、上手に取捨選択しながら活用していただきたいと思います。

日経225先物取引に限ったことではありませんが、市場へのあらゆる投資において、1回の取引において、どの程度のリスクを取るのかということは、大変重要なことです。その理由は、投資におけるリスクというのは、1回あたりの取引におけるリスクが積み重なったものであるとも言えるからです。

例えば、100万円の資産に対して、1回あたりのリスクを5万円までとしたとします。その場合、ストップロスオーダーを駆使することで、20回連続で負けが続かない限りは、全資産を失うということはまずあり得ません。とある有名なトレーダーが実践している方法をご紹介すると、まず資産1回の取引資金を10 等分します。そして、1回の取引で、その資金の10 分の1以上にあたるリスクは、絶対に取らないという方法です。こうすることで、1回の取引についての売買リスクを、あらかじめ事前に把握することができるため、予想外の損失を被るということがなくなります。

日経225先物を取引する中で、当然、1回の取引がマイナスになってしまうこともあるでしょう。そして、損失を出すと、人間は不思議と、「すぐに取り返したい」という気持ちになってしまうものです。しかし、損をした時の精神状態は、決して冷静ではありません。損をしたトレードの次の取引では、取引量を縮小することが、実は重要なのかもしれません。

損金を取り戻すという考え方ではなく、あくまでも、勝つという経験を取り戻すことが重要です。それが、長期的に見た場合、ロジカルな売買を継続できる秘訣なのです。仮に、負けが続いてしまったら、その分、取引数量を減らし、負けも勝ちも幅を小さくしましょう。そして、とりあえずは、連敗を食い止めることを優先します。この場合、通常より、ストップ幅を小さくして、連敗であっても、資金の目減りを限定的に出来るような対処をするのも一案です。

日経225先物で得た利益を再投資するのは、複利の観点から、大変有効です。ただし、勝ちが続いて、証券口座の金額が大きくなった場合、一部資産を、売買に使う資金と分けて管理していくということも有効です。なぜなら、相場には、「絶対」はありません。万が一の状況が訪れた時に、引き出せる資金を用意しておく必要があります。そして、引き出した資金を信用して、そちらも過度にリスクをとってしまっては意味がありませんので、注意が必要です。

日経225先物を取引する際には、日本政府から発表される、経済指標の動向に注目していくことが、非常に大切なことになってきます。

日本における経済指標についてですが、日銀政策決定会合や鉱工業生産指数などについては、日本時間の午後に発表されます。一方、消費者物価指数、GDP、機械受注、企業物価指数経常収支、貿易収支などといった重要指標については、日経225先物の寄付き前である、8:30や8:50に発表されるものも、中にはあります。つまり、当然、これら指標が、寄付きの売買に大きな影響を与えることになります。

従って、CME日経225先物の終値を以外にも、証券会社などが提供している、経済指標発表予定カレンダーを確認しながら、日本の重要指標が寄付き前にないかどうかを確認しておくと、ある程度の市場動向を把握することができるのではないかと思います。

こういった経済指標を参考にする際に、注意すべき点としては、指標の結果が、市場の予想と大きく乖離しているような場合は、寄付きの売買に、大変大きな影響を与える可能性があるということです。そのため、十分な注意が必要です。

大阪証券取引所の、寄付き前の指標以外であっても、日銀政策決定会合における金利発表、声明文、鉄工業生産指数、雇用統計など、重要度の高い指標については、寄付きのレート自体には影響を与えなかったとしても、日経225先物の取り引きがなされている時間帯に、これらの発表があるので、日中の取引にタイムリーに影響を与えるのです。

特に、デイトレードなどを行う場合などは、重要度の高い経済指標を確認しながら、その日の動向について予想していくのが一般的です。

日経225先物取引は、日本だけでなく、海外の市場においても取引されています。シカゴ、シンガポールの2カ国でも、日経225先物取引を行うことができます。各国の時差の関係があるので、それを加味すると、実際には、ほぼ1日中、どこかの国で取引が行われていることになります。日経225先物取引は、どの国においても、値幅が大きいこと、取引高が高いこと、流動性が高いことなどが特徴として挙げられる商品として、とても人気のある先物取引です。

シカゴにおける日経225先物価格は、特に、日経225に、大きな影響を与えています。 中でも、シカゴ先物市場(CME)は、大阪証券取引所とは取引時間が異なります。そのため、翌営業日の日経平均や、日経225先物の動きを読んでいく上では、非常に参考になります。 日経平均は、前営業日のシカゴ日経平均先物の終値に対して、さや寄せをするような動きを見せることが多々あります。そのようなことから、寄り付き前のシカゴにおける日経225先物の情報を把握して参考にしながら、日本における日経225先物の動きを探ることが、とても重要であると言えるでしょう。

シカゴ日経平均先物の取扱時間についてですが、日本時間で、通常の場合は、午後5時から翌朝6時15分となっています。しかし、サマータイム等があるため、時間が変更になることもあります。シカゴでは、日経225先物の他にも、ナスダック100やS&P500などの先物もあります。これらは、アメリカの市場に大きく影響を与えていますし、さらには、日経225先物に、これらの値動きが影響を与えることにもなっています。

日経225先物は、日本の市場である大阪証券取引所に上場されています。さらに、その他に、CME(シカゴマーンタイル取引所)と、SGX(シンガポール取引所)にも上場しています。これらは、同じものを扱っているという点では通ずるところもあります。しかし、それぞれ、全く別々のマーケットです。ですから、大阪市場で購入したポジションを、CMEやSGXで売却するということはできません。

大阪証券取引所においては、前場が9:00~11:00、後場が12:30~15:10、夕場が16:30~19:00というサイクルで取引が行われています。一方、シンガポール取引所では、日本より15分早い8:45から取引が始まり、8:45~11:15、12:15~15:30、16:30~20:00のサイクルで、売買が行われています。

シンガポールの日経平均先物は、大阪市場より、取引時間が早く開始されるということで、15分後に始まる日本市場の寄り付きを占う上で、市場参加者は非常に注目しています。一般的には、大阪証券取引所での売買が始まる9:00には、SGXの日経225先物と大阪証券取引所の日経225先物の寄付きは、ほとんど同等のものにサヤ寄せしていくような形になっています。

大阪の市場がスタートした9時以降、2つの市場で、日経225先物が動きます。この2つの市場での動きは、ほぼ同じになります。大阪は、11:00~12:30までは昼休みですが、SGXの後場は12:15から始まります。このタイミングにおいても、SGXの後場における気配が、大阪市場の後場の寄り付きに大きな影響を与えることになります。このように、若干時間差がある状態で進行する2つの市場は、互いに売買の具合をうかがいながら、互いの市場における売買に影響を及ぼし合っているのです。

補足として、シンガポール取引所には、日経225先物以外にも、日経225先物オプション、石油・貴金属、ユーロ・ドルや円金利先物、同オプション取引、日本国債先物取引などが上場しています。